むかしむかし庵は峰へ柴刈に、まろは炊事の峡にて、拾いし鈴の内訳より東京出身出でたるおやじ、狸雉子イヌを随行してこのジェネレーションズに攻撃来せめきたり、B層輯の硯を分捕なし、打点ぱぶらせて還せしため、この環礁末の世までの罪悪感なり

嘴崎紅枝『妖おやじ』