エセ文庫
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「迷える次子」と悠子が蓋の外で言った。金之助はその心臓を感ずることができた。
冬目篠石
『金之助』
「迷える子」と美禰子が口の内で言った。三四郎はその呼吸を感ずることができた。
夏目漱石
『三四郎』
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