エセ文庫
『鼻』
芥川龍之介
著
引用
禅智内供の鼻と云えば、池の尾で知らない者はない。長さは五六寸あって上唇の上から顎の下までさがっている。
内供はなまじいに、鼻の短くなったのが、かえって恨めしくなった。
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